2020-03-16

2020

目のトラブルから体の方も不調になって、去年の暮れから廃人みたくなっていたのが、最近よくなって、今は生まれたてみたいな気分です。なんでもきれいに見える。そのへんの草とか、美しすぎてしばらく見とれてしまう。立体的で、光っていて、いきいきしている。こんな視界を手に入れることができたのだから、目のトラブルを経験したのも、よかったのかもしれぬ…と今は思う。

不調のとき、最初は
「なんでこんなことになったんだろう」
「自分はだめだ」
「周りに迷惑をかけてばかりだ」
みたいなことばかり考えていたけど、それだとあまりにしんどいので、途中から
「生きていればいいことにする」
と思うようになった。
すると、生きているだけでもう合格点なので、焦りとか、なんとかしなくちゃとかはなくなって、楽になった。

楽になると、ささやかないいことに目がいく。
「◯◯がおいしい」とか
「息を吸うのが楽だ」とか
「お店の人が親切だった」
「◯◯まで歩いていけた」
とか、ささやかすぎて、不調になる前だったら「いいこと」とも思わず通り過ぎそうなことが、嬉しく思われた。そしてそのくらいささやかなものだったら、ほいほいそのへんにいいことは転がっているのだった。

今は新型コロナの流行で、大変な春になってしまったけど、ささやかないいことがある、というのをできるだけおぼえていたいと思う。